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口腔機能訓練を含む歯科介入は術後頭頚部癌患者のQOLを改善できるか

研究課題

研究課題/領域番号 18K09909
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分57080:社会系歯学関連
研究機関岡山大学

研究代表者

横井 彩  岡山大学, 大学病院, 医員 (00612649)

研究分担者 山中 玲子  岡山大学, 大学病院, 助教 (00379760)
森田 学  岡山大学, 医歯薬学総合研究科, 教授 (40157904)
江國 大輔  岡山大学, 医歯薬学総合研究科, 准教授 (70346443)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
研究課題ステータス 完了 (2020年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
キーワード頭頸部がん / 口腔機能 / QOL / Quality of life / オーラルディアドコキネシス / Quality of Life / 頭頸部癌 / 口腔機能訓練
研究成果の概要

本研究の目的は、頭頸部がんの治療を受けた患者において、治療後のQOL低下に関連する因子を特定し、口腔機能の変化がQOLに与える影響を検討することであった。頭頸部がん治療後の患者において、1年間の口腔機能、体重、およびQOLの変化を評価した。
パス解析の結果、体重が減少せず舌が上顎を押す力(舌圧)が改善した患者は、その他の口腔機能、およびQOLが良好であった。さらに、舌圧が改善することは、直接QOLの良好さと関係していた。よって、頭頸部がん治療後の患者において、体重を維持し、口腔機能訓練によって口腔機能を改善させることが、QOL改善につながることが示唆された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究では、体重が減少せず舌が上顎を押す力(舌圧)が改善した患者は、その他の口腔機能と、QOLが良好であることが明らかとなった。さらに、舌圧が改善することは、直接QOLの良好さと関係していた。このことにより、頭頸部がんの治療後の患者において、舌圧を改善させる口腔機能訓練を行うことは、治療後の口腔機能を良好に保つうえで有効で、さらにはQOLを改善させる可能性が示された。
がん治療後の5年生存率が上昇する中、がん治療後のQOL低下に対する対策が求められている。頭頸部がん治療後の患者に対して、歯科医師が口腔機能訓練を実施することで、がん患者のQOL改善に貢献できる可能性を示した点で社会的意義がある。

報告書

(4件)
  • 2020 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2020

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 頭頸部がん治療による口腔機能・QOLへの影響:横断研究2020

    • 著者名/発表者名
      横井彩、丸山貴之、小林暉政、山中玲子、江國大輔、森田学
    • 学会等名
      第31回近畿・中国・四国口腔衛生学会総会
    • 関連する報告書
      2020 実績報告書

URL: 

公開日: 2018-04-23   更新日: 2022-01-27  

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