研究課題/領域番号 |
18K09914
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57080:社会系歯学関連
|
研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
古堅 麗子 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(医学系), 客員研究員 (90253674)
|
研究分担者 |
齋藤 俊行 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(歯学系), 教授 (10170515)
林田 秀明 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(医学系), 客員研究員 (20238140)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
|
研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
|
キーワード | アディポカイン / 歯周病 / 動脈硬化 / マクロファージ |
研究実績の概要 |
単球系細胞であるU937をPMA処理しマクロファージ化した細胞を用いて、大腸菌および歯周病原菌由来LPSを各種濃度添加後の、培養上清中のPTX-3,PAI-1,MCP-1濃度をELISA法にて測定した。さらに、炎症性サイトカインであるTNF-αを各種濃度添加後の培養上清中のPTX-3,PAI-1,MCP-1濃度をELISA法にて測定し、比較した。培養後細胞よりmRNAを抽出し、real time PCR法にてPTのmRNAレベルを比較し、さらにWestern blotting法にてタンパクレベルでの発現を比較した。 次に、血管内皮細胞とマクロファージ細胞の共培養系を用いて、培養前後の付着細胞の数の変化や遊走した細胞の割合の変化を、各種LPS添加とTNF-αとの併用での変化について、解析をおこなった。さらに、シグナル伝達阻害剤であるp38阻害剤(SB203580)、JNK阻害剤(SP600125)、PI3K阻害剤(LY294002)を前処理後の培養上清中のPTX-3,PAI-1,MCP-1濃度をELISA法にて測定し、比較した。培養後のマクロファージ細胞よりmRNAを抽出し、real time PCR法にてPTのmRNAレベルを比較し、さらにWestern blotting法にてタンパクレベルでの発現を比較した。 培養後の血管内皮細胞については、フローサイトメトリーにて接着因子であるICAM-1,VCAM-1,P-selectinの発現の変化を確認し、歯周病による血管内皮細胞に対する影響について解析を行った。 M2マクロファージにした細胞を使用し、同じ実験系にて、培養上清中のPTX-3,PAI-1,MCP-1、細胞のmRNAやタンパクレベルでの違いと検証し、関連するマクロファージの作用についての解析を行っている。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
新型コロナ感染症拡大の影響を受け、抗体などの試薬の入荷が遅れたため、細胞染色が困難となり遅れている。
|
今後の研究の推進方策 |
各種条件での刺激で培養後の細胞をイメージングフローサイトメーターを用いて、各種サイトカインなどの発現と細胞形態との関連を解析予定である。
|