研究課題/領域番号 |
18K09941
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58010:医療管理学および医療系社会学関連
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研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
伏見 清秀 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 教授 (50270913)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 病棟機能 / 重症度 / DPC / 医療看護必要度 / 複雑性指数 / 医療データ / 医療の質 |
研究成果の概要 |
1700病院から収集されたDPC調査データから分析用データベースを構築して解析を進めた。病棟単位の診療密度、ケア必要度、人員配置等と、複雑性指数を主要な変数として、地域要因、疾病構成、診療科等で層化して、診療アクティビティの日々の変動の解析手法の開発を進めた。診療密度は手術、処置等の診療行為の変動とCMIの相違による患者間のばらつき等が関連し、ケア必要度は年齢、併存症と患者状態の多様性に起因するばらつきの可能性が示された。これらの結果は、診療負荷や患者症度の平準化が医療のアウトカムの改善に寄与する可能性が示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
看護師をはじめとする病院のスタッフの業務は、非常に負荷が高く多忙であることが知られているが、それらの要因を分析することにより、業務負担の平準化や人員の適正配置の方法論を開発することができると考えられる。本研究の成果は、患者の病態や、治療内容、介護の必要度などの業務負荷に関連する主要な要因を定量化することで、今後の分析につなげる基礎を示したものといえる。
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