研究課題/領域番号 |
18K09987
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58010:医療管理学および医療系社会学関連
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研究機関 | 独立行政法人国立病院機構(東京医療センター臨床研究センター) (2019-2022) 立教大学 (2018) |
研究代表者 |
丹野 清美 独立行政法人国立病院機構(東京医療センター臨床研究センター), 政策医療企画研究部, 研究員 (70550812)
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研究分担者 |
中島 孝 独立行政法人国立病院機構新潟病院(臨床研究部), 臨床研究部, 院長 (00501404)
渡辺 美智子 慶應義塾大学, 健康マネジメント研究科(藤沢), 教授 (50150397)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 日本語版DRS / Decision Regret Scale / 意思決定 / 患者主観的評価 / Patient Reported Outcome / HAL医療用下肢タイプ / 希少神経筋疾患患者 / サイバニクス治療 / 歩行運動治療 / サイボーグ型ロボットHAL |
研究成果の概要 |
希少神経筋疾患患者が行なったHAL医療用下肢タイプ(以下、HAL)による歩行運動治療において、患者の意思決定後悔の評価である日本語版Decision Regret Scale(以下、日本語版DRS)の初回測定の平均値±標準偏差は13.8点±13.1点であった。日本語版DRS を2回以上測定した患者で、後悔の上昇変動(悪化)が認められた患者は、BMIが20未満の脊髄性筋萎縮症(SMA)患者であった。患者によって後悔が大きく変動しているパターンも認められた。また患者の背景や2分間歩行テストとの関係も精査、長期の有効性が認められ、治療開始5年2ヶ月経過後の後悔も15点と低値で示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
HALによるサイバニクス治療は、長期の使用において、HAL医療用下肢タイプおよびHAL自律支援モデルにおいて、進行性の難病に対して有効性が示すことができた。また日本語版DRSは、その変動から患者の意思決定の特徴を把握できる可能性が高いと考えられる。 今後、使用可能な入力データをさらに充実させることで、進行性難病におけるサイバニクス治療の長期の有効性や安全性を確実に提示することができ、さらにそれぞれの患者に適した長期の使用方法を明らかにすることが可能になると考えられ、希少神経筋疾患患者の適切な治療に貢献できると考える。
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