研究課題/領域番号 |
18K10095
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58030:衛生学および公衆衛生学分野関連:実験系を含まない
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研究機関 | 横浜市立大学 (2020-2021) 国立研究開発法人国立がん研究センター (2018-2019) |
研究代表者 |
後藤 温 横浜市立大学, 大学院データサイエンス研究科, 教授 (80644822)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2019年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 糖質摂取量 / 糖尿病 / ゲノムワイド関連解析 / 甘味嗜好 / 単純糖質摂取量 / GWAS |
研究成果の概要 |
炭水化物は、単純糖質、複合糖質の別によってその栄養学的意味は異なり、単純糖質や複合糖質の過剰摂取は糖尿病などのリスク上昇につながると考えられている。 本研究では、ゲノムワイド関連解析により単純糖質摂取量・甘味嗜好の遺伝要因を見出すことを計画していたが、日本国内のデータにおいては、統計学的に明確な遺伝要因がなかった。そこで、遺伝情報を用いずに、単純糖質やでんぷんの摂取と2型糖尿病リスクに関するコホート研究を実施した。その結果、女性では、でん粉の摂取量が多いと糖尿病の罹患リスク増加と関連し、単純糖質の摂取量が極端に多い(一日あたり30%エネルギー以上)と糖尿病の罹患リスク上昇と関連していた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
炭水化物摂取量の違いにより、糖尿病などの慢性疾患の罹患リスクが異なると考えられているが、日本人を含むアジア人ではこの関係は検討されていなかった。本研究では、日本人女性において、でん粉の摂取量が多いと糖尿病の罹患リスク増加と関連し、単純糖質(合計単純糖質や合計果糖)の摂取が極端に多いことも、糖尿病の罹患リスク増加と関連する可能性を明らかにした。
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