研究課題/領域番号 |
18K10098
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58030:衛生学および公衆衛生学分野関連:実験系を含まない
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研究機関 | 旭川医科大学 |
研究代表者 |
西條 泰明 旭川医科大学, 医学部, 教授 (70360906)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 地域医療 / 医師確保 / プライマリケア / 地域枠入試 / 地理情報システム(GIS) / 逆紹介 / 医療職の負担 / プライマリケア医 / 地理情報システム(GIS) / 地域枠 / 奨学金 / 地理情報システム(GIS) |
研究成果の概要 |
プライマリケア医分布格差と医療アウトカムへの影響において、虚血性心疾患死亡に対しプライマリケア医施設密度が低いことが有意に関連してた。町村での独自奨学金についての質問票調査では、医師確保の関連要因として、村よりも町、人口が多いこと、病院があることが有意関連していた。逆紹介への患者側の意見についての質問票調査では、逆紹介が阻害される要因として、入院した・予定、通院時間が短いこと、受診科数2科目以上が関連していた。地方勤務の意思、地域枠入学者の実体についての質問票調査では都市部勤務者では地域枠入試が地方勤務へ意志との関連を、地方勤務者では地域枠入試が地方勤務継続の意思低下と関連していた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
(1)プライマリケア医へのアクセスの良いことが危険因子管理につながり、虚血性心疾患死亡率を低下させる可能性がある。(2) 地方自治体の独自奨学金による医師確保対策は、村より町、人口が多いこと、病院があることが有意に確保に関連している。 (3)大病院からの逆紹介については、受診初期からの逆紹介を考慮した患者対応と、重症度や複数疾患を考慮し、患者の大病院・専門医と同じレベルの診療への希望へ配所した逆紹介先への適切な連携・調整が重要である。(4)医師確保ために、地域枠入試者と地方勤務の義務がある奨学金は地方勤務の継続につながる可能性がある。
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