研究課題/領域番号 |
18K10111
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58030:衛生学および公衆衛生学分野関連:実験系を含まない
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研究機関 | 東京慈恵会医科大学 |
研究代表者 |
西村 理明 東京慈恵会医科大学, 医学部, 教授 (20343535)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 脂肪肝指数 / インスリン抵抗性 / 小児 / 肥満 / インスリン抵抗性指数 / 疫学調査 |
研究成果の概要 |
成人では、肥満(obesity: OB)とインスリン抵抗性(insulin resistance: IR)、脂肪肝(fatty liver: FL) が深く関連するが、中学生における検討は少ない。新潟県津南町の中学3年生134名(男69/女65)における、HOMA-IR[中央値]は2.6、脂肪肝指数(FLI) 2.8、BMI 19.6kg/m2であった。OBとFLは全体の10.4%、2.2%で認めた。FLは男児と比較して女児で多い傾向を認め (p=0.071)、全例ともOB、IRを有していた。HOMA-IRはFLIと有意な相関関係を認めた(r=0.252、p=0.004)。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
成人においては肥満(obesity: OB)とインスリン抵抗性(insulin resistance: IR)が深く関連する。脂肪肝(fatty liver: FL)は生活習慣病のリスク因子となるが、中学生におけるFLとIRの関連について検討した報告はない。新潟県津南町にある中学3年生143名で検討したところ、HOMA-IRは肥満度/BMIとは有意な相関関係を認めなかったが、FLIと有意な相関関係を認めた(r=0.252、p=0.004)。したがって、肥満ではなく、HOMA-IRが、中学3年生における脂肪肝を予測するための指標になる可能性が示唆された。
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