研究課題/領域番号 |
18K10126
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58040:法医学関連
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
高橋 玄倫 神戸大学, 医学研究科, 講師 (90509100)
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研究分担者 |
近藤 武史 神戸大学, 医学研究科, 講師 (20335441)
上野 易弘 神戸大学, 医学研究科, 教授 (30184956)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 心臓性突然死 / 法医解剖 / 死後性化学検査 / 炎症 / 線維芽細胞 / 心筋細胞 / 心臓性急死 / 死後変化 / 突然死 |
研究成果の概要 |
生体に於いては血中ペントラキシン3(PTX3)濃度が急性冠症候群と関連することが報告されている。死体血液についても同様の報告もあるが、本研究では白血球ペルオキシダーゼで補正した血中PTX3と死因との間に関連は見られなかった。死体血液では時間経過とともにPTX3の高次構造が変化し、測定値に影響を及ぼしている可能性がある。剖検心臓組織では心筋細胞や線維芽細胞にPTX3陽性像を認めた。培養細胞では時間依存性に形態変化が強くなり、MEK1/2を介してPTX3 mRNA発現は増加していた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
法医解剖に於いて死後生化学検査は生前の病態解明を目指して広く実施されているが、その結果の解釈には、多量体構造の変化など死後変化の影響を考慮する必要があることが示された。また、心筋細胞および心臓線維芽細胞の細胞傷害・細胞死にPTX3が関わっている可能性が示され、心臓性突然死の病態解明がわずかではあるが前進したと思われる。今後されに検討を進めることで、心臓性突然死の予防につなげたいと考えている。
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