研究課題/領域番号 |
18K10142
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58050:基礎看護学関連
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研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
大貝 和裕 金沢大学, 保健学系, 准教授 (40706983)
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研究分担者 |
須釜 淳子 金沢大学, 新学術創成研究機構, 教授 (00203307)
峰松 健夫 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 特任准教授 (00398752)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 褥瘡 / 再発 / スキンブロッティング / プロテオミクス / タンパク質 / 予防 / バイオマーカー |
研究成果の概要 |
本研究では、褥瘡(いわゆる床ずれ)が治った後、再びその部位で褥瘡が発生するか否かを、皮膚のタンパク質を分析することで判断できるかを検討した。タンパク質の分析として、電気泳動によるパターン分析と、サンプル中にあるタンパク質を一斉に解析するプロテオームを実施予定であった。タンパク質を一斉に解析する方法については確立できた。この方法を用いて分析を行う予定であったところ、COVID-19の流行により実験自体が一時停止してしまった。その後、電気泳動によるバンドパターン比較により再発する人としない人のパターン差異を見いだすことには成功したものの、そのタンパク質の詳細については現在も分析中である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現代日本の抱える課題の一つである「高齢化」が進行し、在宅介護等が増えると顕在化する問題の一つに褥瘡(いわゆる床ずれ)がある。褥瘡は痛みを伴う皮膚創傷であり、生活の質を低下させる。さらに感染症を起こしやすくなり、菌血症を起こせば命を脅かすことにもなりかねない。看護・介護をする側にとっても、創部の洗浄、治療、感染予防などに時間と費用が費やされ、労力と介護費は増大する。このため、可能な限り褥瘡を予防することが強く望まれる。本研究では、褥瘡再発を予測しうる皮膚タンパク質を検索して、詳細は現在も検討中であるものの、「褥瘡再発の予測タンパク質」の候補を発見できた。
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