研究課題/領域番号 |
18K10170
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58050:基礎看護学関連
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研究機関 | 日本赤十字看護大学 |
研究代表者 |
佐々木 幾美 日本赤十字看護大学, 看護学部, 教授 (90257270)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 早期離職 / 新人看護師 / 再就職 / 職業継続 / 教育支援 / シームレス |
研究成果の概要 |
本研究は、早期離職をした新人看護師が再就職した医療施設で職業継続できている要因からシームレスな教育支援モデルを作成することを目的とした。職業継続に関係している要因として、量的研究では「具体的な指導や助言」「モデルとなるスタッフの存在」「面談の機会」「過重でない仕事」「健康面を配慮した勤務形態」等が示された。質的研究では「入職前に提供された情報からの病院選択」「良好なワークライフバランス」「特性に応じた業務調整」「個人の成長スピードに合わせた教育指導」「多様性を受け入れる寛容な雰囲気」等が示された。入職前からの情報提供により、個々の特性を考慮した就業をイメージできるようにすることが重要である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまで早期離職をした新人看護職員のその後のキャリアに関する研究はほとんどなく、再就職した医療施設で職業継続できている実態や要因は明らかにされていない。今回、その実態や要因が明らかになることで、看護基礎教育から継続教育へのシームレスな教育支援モデルの概念を見出すことができた点が学術的意義である。本研究の成果は、早期離職を防止する上での資料となると同時に、早期離職した新人看護職員の職業継続およびキャリア構築を支える上での資料となり、社会的意義は大きい。
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