研究課題/領域番号 |
18K10189
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58050:基礎看護学関連
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
石井 豊恵 神戸大学, 保健学研究科, 教授 (00452433)
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研究分担者 |
井上 文彰 大阪大学, 工学研究科, 助教 (40779914)
平田 孝志 関西大学, システム理工学部, 准教授 (10510472)
谷浦 葉子 大阪大学, 医学部附属病院, 副看護部長 (90403047)
中西 泰弘 神戸大学, 保健学研究科, 講師 (30217781)
細名 水生 神戸大学, 保健学研究科, 講師 (90454181)
三谷 理恵 兵庫医療大学, 看護学部, 講師 (70437440)
築田 誠 兵庫県立大学, 看護学部, 講師 (40617594)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 看護業務量 / 大量データ / 行動動線 / 自動計測 / 周期性 / 大容量データ分析 / 移動量 / 適正人員配置 / 業務量推定 / 統計量 / 自動化 |
研究成果の概要 |
本研究では軽負担の業務量データ計測・蓄積手法の確立、それらを用いた適正な看護職人員配置を試算する方法論を構築する事を目的とし、「看護業務量」について情報を自動で取得する方法を検討した。また、蓄積された大量情報から各情報間の関連性を洗い出す数学的方法論を検討した。調査期間半ばより、コロナウィルス感染症蔓延に伴う実践現場でのデータ収集が不可能となったため、一部研究計画のウエイトを変更しながら調査研究を実施した。その結果、データの自動取得についてビーコンを用いた看護師の位置検索システムを確立し、取得したデータの分析可能性を確認した。また、業務量分析の素地となる数学的方法論を構築した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
臨床看護現場における看護者の適正な人員配置は患者の安全と安楽を担保する上で重要である。時間を軸とした看護業務量と患者の状態情報に基づいた配置対策が運用されているが、基となる業務量データは対象施設や調査期間が限定的であり、現場の状況を反映しているとは言い難い。現実を良く表すデータを集めるには現場負担なしに多施設で大量データを自動収集する事が肝要であり、大量データを基にした数学的な業務量推定モデリングにより適正人員配置を実現できる。本研究では、データの自動収集、ならびに、数学的な業務量推定モデリングの基礎部分を構築した。この事は看護職の戦略的人員配置を検討できる可能性があり、社会的な意義は大きい。
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