研究課題/領域番号 |
18K10194
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58050:基礎看護学関連
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研究機関 | 群馬県立県民健康科学大学 |
研究代表者 |
小倉 敏裕 群馬県立県民健康科学大学, 診療放射線学部, 教授 (40369369)
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研究分担者 |
林 則夫 群馬県立県民健康科学大学, 診療放射線学部, 准教授 (50648459)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 人口知能 / 脳卒中 / 脳波 / 人工知能 / ディープラーニング / ディ-プラーニング / 看護 / 言語障害 |
研究成果の概要 |
脳卒中の後遺症として言語障害がある。看護師は患者の思念を的確に把握する必要がある。そこで、簡易脳波計から得られる脳波を解析し、意思表示困難な患者を想定して患者の意思をくみ取れるかを調べた。各種刺激の脳波を人工知能(AI)に教え込み、未知刺激による脳波をAIで判別可能かを調べた。健常人20名、刺激21種類、1人各60回、9つの周波数帯の脳波226800データを用いた結果、個人個人の安静時データとの比較で各種刺激の判別精度が60%以上は18種類であった。しかし、20名全データをひっくるめた場合60%以上のものは4種類であった。個人の脳波データを教育した場合のみある程度判別できることが分かった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
脳卒中は日本人の死因の第4位を占め、後遺症に悩む患者が非常に多いのが現状である。特に構音障害と呼ばれる、のどや呼吸器、舌、あご、唇など発語、発音器官が麻痺する運動機能障害により、言葉が全く話せなくなったり、不明瞭になったり、会話の調子が乱れたりし、言語障害となることも多い。そこで、ベッドサイドで手軽な簡易脳波計を用いることにより、人工知能を用いて脳波を解析し、意思表示の困難な患者の意思を容易にくみ取る装置開発が可能かどうかを考えた。そして、患者のベッドサイドで意思表示の困難な構音障害患者等の患者の意思をくみ取り、日常生活での機能障害からの回復を通じて、生活の質の向上を図る。
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