研究課題/領域番号 |
18K10213
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58050:基礎看護学関連
|
研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
宮脇 美保子 慶應義塾大学, 看護医療学部(藤沢), 名誉教授 (10263493)
|
研究分担者 |
酒見 隆信 国際医療福祉大学, 福岡保健医療学部, 特任教授 (30150410)
宮林 郁子 清泉女学院大学, 看護学部, 教授 (40294334)
松嵜 愛 慶應義塾大学, 看護医療学部(藤沢), 講師 (80846478)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
|
キーワード | 看護倫理 / 倫理研修 / 中堅看護師 / サーバントリーダーシップ / 質的記述的研究 / 看護倫理研修プログラム / 倫理的職場風土 / Covid-19 pandemic / 臨床倫理 / 倫理研修プログラム / 看護師リーダー / 倫理リーダーシップ / 倫理的看護実践 / リーダー養成 / 教材開発 / 研修プログラム / チーム医療 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、倫理的職場風土の醸成を支援するための効果的な研修プログラムを開発・実施し、その効果について検討することである。方法は、医療倫理及びサーバントリーダーシップを中心とした研修プログラムを3カ月に亘って5回実施し、その効果について研修を通して自身の看護実践がどのように変化したのか、参加者からのリポートをもとに、思考や行動の変化と周囲の反応について質的に分析した。分析の結果、相手を理解しようとすることで相手と対話できるような関係に変化した、リーダーシップがとれるスタッフを巻き込むことで仲間が増えた、研修を通して知ることの楽しさを再認識することができた、等の内容と同様の記述が多数あった。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
中堅看護師は、継続教育の中で単発的な倫理研修は受講しているが、自身の経験に落とし込むまでには至っていない。しかし、本研究において、5回の研修プログラムで学んだ研究参加者は、学習ニーズも高く積極的に自身の看護実践を振り返り、行動変容するまでに至っていた。本研究の成果から、多くの医療機関において中堅看護師が一定の期間をかけて、倫理の基礎からケアリング、リーダーシップについて学ぶことができれば、「行動しつつ考える」ことの重要性を認識し、倫理的職場風土の改善に向けた強い動機付けとなり得る可能性が高く、学術的、社会的意義は大きい。
|