研究課題/領域番号 |
18K10225
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58050:基礎看護学関連
|
研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
朝倉 京子 東北大学, 医学系研究科, 教授 (00360016)
|
研究分担者 |
原 ゆかり 東北大学, 医学系研究科, 助教 (20756259)
高田 望 東北大学, 医学系研究科, 助教 (60746840)
杉山 祥子 東北大学, 医学系研究科, 助教 (00836174)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
|
キーワード | 地域完結型医療 / 地域包括ケア / 看護職 / 専門性 / 心理社会的労働環境 / 教育支援プログラム |
研究成果の概要 |
本研究では初めに実態調査(予備調査)を行い、介護施設に勤務する看護職を対象に面接調査を実施し、彼らの専門性を質的帰納的に明らかにした。実態調査(本調査)では、介護施設に勤務する看護職2400名を対象とし無記名自記式質問紙調査を実施し、ワークエンゲイジメントは情緒的職業コミットメントに対し、介護施設で看護に感じる魅力の影響を完全に媒介することを明らかにした。また自律的な臨床判断は、ワークエンゲイジメントと情緒的職業コミットメントの両方に直接的な影響を示した。実態調査の結果を用いて教育支援プログラムを開発した。教育支援プログラムはオンデマンドで配信し、事前テスト、事後テストにて効果を測定した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
病院完結型医療から地域完結型医療への移行が不可避な現代日本において、看護職の専門性はこれまで以上に発揮されることが必要となり、複雑な健康問題に対応できる幅広い知識/技能と専門性が看護職に求められる。本研究は、介護施設で働く看護職を対象とし、彼らの専門職性、職業コミットメント、ワークエンゲイジメントおよび入職動機等の構造を明らかにした。これらの調査で得た結果を用いて独自の教育支援プログラムを開発し、現在その効果測定データを解析中である。これらの研究成果は、地域包括ケアシステムにおける看護職の専門性の発揮を促す基礎資料並びに教材として社会への貢献が期待できる。
|