研究課題/領域番号 |
18K10248
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58050:基礎看護学関連
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研究機関 | 東京医療保健大学 |
研究代表者 |
松尾 まき 東京医療保健大学, 医療保健学部, 講師 (00783549)
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研究分担者 |
鈴木 英子 国際医療福祉大学, 医療福祉学研究科, 教授 (20299879)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 離職意向 / ワーク・ライフ・バランス調節力 / Sense of coherence / 看護職 / 尺度開発 / 縦断研究 / SOC / バーンアウト / ワーク・ライフ・バランス |
研究成果の概要 |
看護職の離職意向に影響する要因を個人,職場環境,組織的側面から検討した.ワーク・ライフ・バランス(WLB)調節力が低い,給与満足が低い,オープンな話し合いがある認識が薄い,また離職率が高い病院に勤務している認識が強い場合に,働いている病院を辞めたいという意向が強かった.離職意向を持ちながら働き続ける看護職員の離職予防のために,WLBを獲得し調節する行動力を向上させる必要性が示された.ストレス緩衝効果が期待されている一貫性の調和感覚;SOCについては,看護師の離職意向の直接的な影響要因ではなかった.そのため,変数間の因果関係を想定した離職意向のプロセスを検討する必要性が見出された.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
看護職の労働環境は極めて多忙かつ不規則であり,職業生活の安定を図るためには職場環境を整えることはもちろん,生活者としての適切な働き方が望まれる.看護職がWLBを保てることで職場定着につながる可能性は社会的意義があり,個人でWLBを調節することの教育の重要性は看護管理上も必要である.SOCの機能については,否定的な感情を伴って病院を辞めたいという離職意向に直接的に影響していなかったことから,どのように心身への影響を緩和する緩衝効果を発揮するのか解明することが,学術的意義につながる.
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