研究課題/領域番号 |
18K10289
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58060:臨床看護学関連
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研究機関 | 佛教大学 (2021-2023) 岩手医科大学 (2018-2020) |
研究代表者 |
末安 民生 佛教大学, 保健医療技術学部, 教授 (70276872)
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研究分担者 |
西池 絵衣子 兵庫県立大学, 看護学部, 講師 (90559527)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2020年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 対話 / リフレクティング・プロセス / 内的会話 / 参加意識 / 看護師 / 地域包括ケア / 集団のダイナミクス / リフレクティング / 看護教育 / 家族 / 「はなす」ことと「きく」こと / 精神医療福祉 / 精神科看護師 / 対話実践 / リフレクティングプロセス / 参加態度 / 精神看護 / 臨床教育 / 早期介入 / 精神科看護 |
研究成果の概要 |
本研究は精神科医療を利用している原因を看護師と患者の対話によって明らかにして解決への見通しをもつことである。この研究においてはコミュニケーションの基本である対話を、リフレクティングプロセスという「話すことと聞くことを一定の条件の下でくり返しながら互いの気がかりを伝えあう」方法で試みる。両者の気がかりを率直に伝えあい重ね合わせることが継続的な話し合いを成立させていく。この実践方法を看護師の教育訓練に組み込むことで看護師の対応方法の変化が得られることを確認し、これからの実践に活かしていけることの証明を得る。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現在、保健医療福祉分野においては疾患治療重視から患者であっても生活者として焦点化する地域包括ケアに転換しつつある。その展開のためには看護師も患者、家族、他職種などと「人対人」の対話の成立を可能にする臨床能力が必要である。さらに教育訓練方法を開発し、その有効性が検証されなくてはならない。そのためフィンランドにおいて誕生し、臨床的な評価を得ているリフレクティングプロセスを臨床的に試行した。その結果、看護師の対話に変化が生まれただけではなく、自身の振り返りを通して自己の成長にも寄与していたことが明らかになった。
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