研究課題/領域番号 |
18K10329
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58060:臨床看護学関連
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研究機関 | 福井医療大学 |
研究代表者 |
近田 真美子 福井医療大学, 保健医療学部, 准教授 (00453283)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 現象学的研究 / ACT / アウトリーチ / リカバリ― / 精神医療 / 実践知 / 精神看護 / 看護実践 / 現象学的手法 / 地域精神保健 / 精神看護学実践 / 現象学 |
研究成果の概要 |
ACTスタッフは,利用者に振り回されるくらい寄り添い,苦楽を共にする中で利用者への眼差しが変化していた.そして,医学モデルの優位性を下げ,人間らしさの本質や日常の良識に目を向けながら利用者自ら思考し,責任を負い,夢や希望といった自己実現を目指しながら地域で自分らしく生きることを支えていた.この利用者の主体化への支援こそが,地域生活の維持から,リカバリーという状態へと方向づけていくための分岐点となっており,結果として利用者の精神症状の安定をもたらしていた. 日本の精神医療を地域生活中心へと転換するためには,こうした専門性を携えながら,利用者を中心に据えた支援体制の構築を図ることが不可欠である.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまで、地域生活支援に携わる実践に関する研究は、実践内容をカテゴリー化または数量化して示すなど、抽象度の高い質的・量的研究が多かった.本研究の成果は、支援者の実践を事象への意味づけという段階から可視化したことで、実践内容を他者と共有可能な形として提示した点にある.日本の精神医療を「地域生活中心」へと推し進めていくための重要な要素の1つである実践スキルの構築に向けて、必要な視座を与えるものと考える.くわえて、現象学的手法を用いて実践の構造を可視化し提示することで、実践者ならびにチームメンバーの新たな気づきと省察を促すことにも寄与した.
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