研究課題/領域番号 |
18K10339
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58060:臨床看護学関連
|
研究機関 | 独立行政法人国立病院機構東名古屋病院(臨床研究部) (2020-2021) 地方独立行政法人佐賀県医療センター好生館(ライフサイエンス研究所) (2018-2019) |
研究代表者 |
野崎 忠幸 独立行政法人国立病院機構東名古屋病院(臨床研究部), 独立行政法人国立病院機構東名古屋病院, その他 (60770617)
|
研究分担者 |
林 真一郎 国際医療福祉大学, 臨床医学研究センター, 教授 (50211488)
松永 由理子 (明時由理子) 九州大学, 医学研究院, 講師 (50612074)
堀江 淳 京都橘大学, 健康科学部, 教授 (60461597)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
|
キーワード | 呼吸リハビリテーション / ADL指導 / 作業療法 / 呼吸困難感 / 呼吸器疾患 / 呼吸リハ / 認知機能 / 呼吸リハビリ / 呼吸困難 |
研究成果の概要 |
COPD10例、IPF13例、CPFE4例の合計27例76.0±6.6歳において、MMSEではカットオフ値を上回っているもののMoCA-J、FABではカットオフ値を下回っており、呼吸器疾患患者における認知機能の特性として、軽度認知障害及び前頭葉機能が低下する傾向が示唆された。またADLでは介入群ではNRADL全体で48.3±7.3点から51.5±17.2点(P<0.001)、下位項目では呼吸困難感の項目が17.5±5.6点から20.6±5.5点(P<0.001)と改善が認められていた。このことから本手法にて介入することにより、呼吸困難感が軽減され、ADL改善に寄与することが示唆された。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、呼吸器疾患に併発する認知機能低下を明らかにし、認知機能に問題を有していても臨床応用が可能となるような新たな生活指導プログラムを開発し、その有用性を検証することで、慢性呼吸器疾患患者の生活機能向上を目指すものである。呼吸器疾患を対象としたADL指導方法にも関する研究報告は少なく、認知機能低下の関連要因を多面的な視点で分析した研究は少ない。また生活指導方法に着目した本研究は、多くの領域へ波及効果が期待できる意義深い研究であると言える。 本研究の手法はシンプルではあるが、臨床実践を行うことで、学問的・実践的に高い意味を持つ先駆的で意義深い研究である。
|