研究課題/領域番号 |
18K10376
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58070:生涯発達看護学関連
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研究機関 | 秋田大学 |
研究代表者 |
成田 好美 秋田大学, 医学系研究科, 准教授 (80455881)
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研究分担者 |
兒玉 英也 秋田大学, 医学系研究科, 教授 (30195747)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2021年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | Salivary microbiota / Periodontitis / Pregnant women / 16SrRNA gene sequencing / Taxonomic composition / 16S rRNA gene sequencing / 妊婦 / 歯周病自覚症状 / 口腔ケア / 客観的口腔所見 / 歯周病菌 / 歯周組織検査 / オーラルケアチップ / 妊娠期 |
研究成果の概要 |
妊娠24~28週の妊婦53名の唾液を収集し,細菌叢を16S rRNA 解析にて同定した。門、属、種レベルの細菌組成の相対量を歯周炎妊婦とない妊婦とで比較した。分類学的組成を歯周炎妊婦とない妊婦をランダムフォレストモデルで特定し、両群間の分類学的組成の差を、主成分分析を用いて解析した。その結果、属レベルの細菌構成が両群を識別でき,予測式=(%Treponema +%Tannerella +%Filifactor +%Anaeroglobus)/%Neisseriaを作成した。この式の感度と特異度は,0.67(8/12)と0.95(39/41)となり,歯周炎妊婦の60%以上を特定することできた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の結果から、唾液の細菌叢をもとにした歯周病を有する妊婦のスクリーニング方法を提案できた。この公式は、本研究における歯周炎妊婦の60%以上を特定でき、歯周炎妊婦に適切な歯科治療を推奨することで、妊娠中の歯周炎の悪化を防ぐことができる可能性がある。この研究で提示された単純モデルは、臨床環境での妊娠中の唾液微生物群集組成と歯周炎との関連について,基本的な理解を深めることができる。
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