研究課題/領域番号 |
18K10383
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58070:生涯発達看護学関連
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研究機関 | 滋賀医科大学 |
研究代表者 |
中井 抄子 (和多田抄子 / 和多田 抄子) 滋賀医科大学, 医学部, 助教 (60763266)
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研究分担者 |
立岡 弓子 滋賀医科大学, 医学部, 教授 (70305499)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | グルタミン酸 / うま味 / 初乳 / 成乳 / 乳清 / 血漿 / 母乳育児 / umami / glutamic acid / human milk / breastfeeding / colostrum / mature milk / whey / dietary behaviors / 母乳 / 食事 / 活動量 / 個体因子 / 食行動 |
研究成果の概要 |
妊娠末期および産後1ヶ月の母親の食行動と初乳および成乳のグルタミン酸(以下Glu)濃度との関連を検証した。食事歴質問票(DHQ)で測定した妊娠後期と産後1ヶ月間の推定食品摂取量、初乳と成乳の乳清、血漿のGlu濃度を分析対象とした。 乳汁と血漿のGlu濃度は、幾つかの食品の摂取と有意な関連を認めたが、それらのGlu含量は一概に豊富ではなかった。乳汁と血漿中のGlu濃度、初乳と成乳のGlu濃度には関連は認めなかった。成乳のGlu酸濃度は、産後1ヶ月間の身体活動レベルにより差を認めた。 習慣的な食行動と乳汁中のGlu濃度との間に明確な関連は認めなかったが、食事以外の要因が影響する可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究成果からは、習慣的な食行動と乳汁中グルタミン酸濃度との間に明確な関連をいうことはできなかった。一方、成乳中のGlu濃度は産後1ヶ月間の身体活動レベル(軽度、中等度)により有意な差を認めた。 食事以外の母親の要因が乳汁中のGlu濃度へ影響する可能性が示唆されたことから、乳汁中のGlu濃度を高め、Gluの持つ利点を母乳を介して児へ与えるためのケアのヒントが本研究成果より得られた。
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