研究課題/領域番号 |
18K10394
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58070:生涯発達看護学関連
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研究機関 | 兵庫県立大学 |
研究代表者 |
岡邑 和子 兵庫県立大学, 看護学部, 講師 (40755823)
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研究分担者 |
工藤 美子 兵庫県立大学, 看護学部, 教授 (40234455)
能町 しのぶ 兵庫県立大学, 看護学部, 准教授 (40570487)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 早産予防 / 切迫早産 / セルフケア能力 / 尺度 / 外来通院 / 尺度開発 / 外来看護支援 / 早産の予防 / セルフケア / 早産ハイリスク妊婦 |
研究成果の概要 |
外来通院中の切迫早産と診断された妊婦を対象に、妊婦の早産を予防するためのセルフケア能力を測定できる尺度の開発を行った。尺度項目は、切迫早産に関連する先行文献を用いて、質的分析により特定した。5つの医療機関で、161人の切迫早産と診断された妊婦の協力を得てデータ収集を行った。その結果、40項目4下位尺度(「早産予防のための活動調整:17項目」「早産に関連した知識:13項目」「早産につながる症状への対処:7項目」「子宮収縮の自己モニタリング:3項目」)の尺度を開発し、信頼性と妥当性を確認できた。今後は、外来における看護支援の場で、この尺度を用いた看護支援方略の開発を目指す。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
早産による合併症は5歳未満の子供の主な死因として国際的に重大な健康問題となっている。早産とは妊娠22週以降37週未満の出産であり、早産の危険性が高い妊婦は切迫早産と診断される。切迫早産と診断された妊婦は、外来通院又は重症度により入院による治療が行われる。外来通院の場合、妊婦がセルフケア能力を用いて早産を予防するセルフケア行動をとることが必要であり、本研究ではこのセルフケア能力に注目し、切迫早産と診断された家庭で過ごす妊婦のセルフケア能力を測定する尺度を開発した。尺度の利用により、妊婦のセルフケア能力に応じた早産予防のための看護支援提供が可能となり、安全な出産と育児に寄与できると考えている。
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