研究課題/領域番号 |
18K10448
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58070:生涯発達看護学関連
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研究機関 | 女子栄養大学 |
研究代表者 |
大沼 久美子 女子栄養大学, 栄養学部, 教授 (00581216)
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研究分担者 |
佐々木 司 東京大学, 大学院教育学研究科(教育学部), 教授 (50235256)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 食物アレルギー / 小学生 / 教職員 / 校内研修 / 授業 / 小学校 / ヒヤリ・ハット / 学校 / 教育 / アレルギー / 学校教育 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、学校における食物アレルギー教育・研修プログラムを開発しその効果を検証することである。対象は小・中学校の児童生徒、教員を目指す学生、教職員及び保護者である。小学2年生への食物アレルギー教育では、食物アレルギーの原因となる7大アレルゲンの理解、皮膚症状や粘膜症状などの症状理解、食物アレルギーは命にかかわることもあるなどの理解ができ、授業3か月後においても知識が維持された。教職員を対象とした食物アレルギー校内研修は、初期症状に気づき対応することを目的として、動画コンテンツと事例検討を組み合わせた教材を作成した。受講者は食物アレルギーの認識が研修3か月後においても維持された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で開発した小学2年、小学6年、教職員を対象とした食物アレルギー教育・研修プログラムは、準ランダム化比較試験により教育効果が認められエビデンスに基づく教育プログラムとして学校に普及啓発を図ることができる。この点に社会的意義がある。小学2年生は食物アレルギーの原因となる7大アレルゲンの理解、皮膚症状や粘膜症状などの症状理解、食物アレルギーは命にかかわることもあるなどの理解ができるという新規性を示した。小学校6年生は、食物アレルギーの病型、皮膚・粘膜・呼吸器・消化器・全身の症状理解及び対応を理解できることを示した。教職員は初期症状とそれに基づく判断に知識の持続性を認めたことに学術的意義がある。
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