研究課題/領域番号 |
18K10498
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
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研究機関 | 旭川医科大学 |
研究代表者 |
藤井 智子 旭川医科大学, 医学部, 教授 (20374796)
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研究分担者 |
塩川 幸子 旭川医科大学, 医学部, 准教授 (80723379)
横山 純一 北海学園大学, 法学部, 教授 (30191521)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 地域ケア会議 / 自治体職員 / アクションリサーチ / 医療と介護の連携 / 地域包括ケアシステム / 小規模自治体 / 過疎地域 / 企画力 / 認識の変化 / 医師 / 地域診断 / 認識 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は自治体職員の認識の変化を生み出す地域ケア会議の開発である。小規模自治体をフィールドにアクションリサーチを行った。地域ケア会議への参加観察および自治体職員と会議のリフレクションを合計28回実施した。事例検討を軸とした介護と医療の連携を促す場を創り、事例検討から導かれた課題を集積し自治体としてビジョンを示した。その結果、ケアマネジメントの幅が広がり参加者の地域包括ケアシステムに貢献する認識が高まりチーム力強化につながった。自治体職員の地域診断を基盤とした課題認識が起点となり、目標に向かう道筋を立てる思考プロセスが地域ケア会議の位置づけを高め会議を意味あるものに変化させた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では小規模自治体職員の地域ケア会議の企画力を高める思考プロセスが明らかとなった。課題であった医療と介護の脆弱な連携を段階を踏み強化していく過程は、自治体職員の地域を変えていこうとする認識の変化を生み出し、地域ケア会議がまちの中で影響を与える存在になること、ひいては会議の参加者を真剣にさせ過疎地域の地域包括ケアシステム構築に貢献することにつながる。さらに他の小規模自治体の地域ケア会議の見直しなど波及効果が生まれると考える。
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