研究課題/領域番号 |
18K10535
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
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研究機関 | 富山大学 |
研究代表者 |
田村 須賀子 富山大学, 学術研究部医学系, 教授 (50262514)
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研究分担者 |
八塚 美樹 富山大学, 学術研究部医学系, 教授 (00293291)
高倉 恭子 富山大学, 学術研究部医学系, 准教授 (50324083)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 福祉部門に配置された保健師 / 家庭訪問援助 / 保健師の意図 / 保健師の行為 / 生活保護受給等の経済的生活困窮者・家族 / 健康管理支援 / 生活保護担当課に配置された保健師 / 保健師の意図と行為 / 生活困窮者の生活習慣改善 / 生活困窮者のセルフケア能力獲得 |
研究成果の概要 |
生活保護受給等の経済的生活困窮者・家族への健康自己管理支援のために、市町村の生活保護担当課に配置された熟練保健師による、家庭訪問が主軸の個別支援の特徴を検討した。保健師5人による精神障害の生活困窮者12事例、保健師7人によるゴミ屋敷・セルフネグレクトの生活困窮者10事例、保健師6人による肥満・糖尿病重症化等生活習慣病予防の必要性の高い生活困窮者9事例に対する家庭訪問援助から、分析対象となる保健師の意図と行為の組み合わせそれぞれ339件、326件、418件を記述し、内容整理・分析を経て「生活を続けるための不安要因に対処・回避し、本人の能力・価値観に合った支援方法を検討する」等23項目に統合した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
生活保護受給等の経済的生活困窮者・家族への健康自己管理支援のために、市町村の生活保護担当課保健師による家庭訪問援助の特質と、実践内容の明確化に取り組む。これにより生活困窮者・家族への健康自己管理支援を明確にし、生涯を通した生活習慣改善とセルフケア能力獲得に向けた関わりを視野に入れた、保健師としての役割・責任、看護職としての専門性を追究できる。福祉部門に配置された保健師の業務内容・環境の実態を把握した報告、福祉サービス利用者と家族の援助ニーズに関する知見に加え、保健師による当事者・家族への健康管理支援、学童期からの生活習慣改善とセルフケア能力獲得支援の普遍的特徴から予防的支援について提言した。
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