研究課題/領域番号 |
18K10556
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
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研究機関 | 帝京科学大学 |
研究代表者 |
福井 郁子 帝京科学大学, 医療科学部, 講師 (50759842)
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研究分担者 |
藤田 藍津子 東京家政大学, 健康科学部, 講師 (70721851)
宇田川 孝子 名古屋経済大学, 人間生活科学部管理栄養学科, 准教授 (10406671)
川村 眞智子 埼玉県立がんセンター(臨床腫瘍研究所), 病院 血液内科, 副部長 (80450592)
阿部 吉樹 筑波大学, 医学医療系, 助教 (30630785)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 小児がん経験者 / AYA世代のがん経験者 / 移行医療 / 運動プログラム / 栄養プログラム / 運動と栄養のWebプログラム / 運動と栄養のプログラム / Webプログラム / 栄養と運動プログラム / AYA世代のがん経験者 / 就労支援 / 運動と栄養プログラム / 無作為化比較試験 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、就労期にある小児がんとAYA世代(思春期と若年成人)のがん経験者への晩期合併症に対応した運動と栄養のプログラム作成と評価である。当初、集合プログラムとWebプログラムで構成されていたが、コロナ禍の影響により、最終的にWebプログラム単独に変更した。Webプログラムは健康教育、中等度(3メッツ)以上の有酸素運動と筋トレを組み合わせた運動、オメガ3系脂肪酸を含む魚を用いた時短料理、モニタリングで構成された。インタビュー調査を行い、短時間のビデオ視聴と時短料理の実施は可能であるが、運動強度の調整と座位運動の追加、オンラインミーティングの追加など改善の必要性が明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
小児がんの治癒率は現在8割近くに改善しているが、晩期合併症はわが国では小児がん経験者の半数にみられ、米国では晩期合併症は50歳で99.9%、中等度以上の重症度は96%と高い発生率である。小児がんやAYA世代の治療は、小児医療から成人医療へ移行し、治療の決定が親からがん経験者本人に移行するため、移行医療の保証と病気への低ヘルスリテラシーの改善が必須である。本研究はサバイバーシップに必要な自己効力感を高め、自己管理し、健康増進行動を獲得できるプログラムを作成した。癌腫によってリスクの高い晩期合併症を自動的に表示し、多くの癌腫が存在する小児がんとAYA世代において汎用性の高いプログラムとなっている。
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