研究課題/領域番号 |
18K10580
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
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研究機関 | 奈良県立医科大学 |
研究代表者 |
澤見 一枝 奈良県立医科大学, 医学部, 教授 (60610996)
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研究分担者 |
服部 園美 和歌山県立医科大学, 保健看護学部, 教授 (00438285)
木村 満夫 奈良県立医科大学, 医学部, 助教 (10816268)
水主 千鶴子 修文大学, 看護学部, 教授 (30331804)
森崎 直子 姫路大学, 看護学部, 教授 (30438311)
川口 昌彦 奈良県立医科大学, 医学部, 教授 (60275328)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 認知症予防 / 居宅訪問 / 独居高齢者 / 外出困難 / 大学連携 / 地域システム / 回想 / サポーター / ネットワーク / 人材養成 |
研究成果の概要 |
【目的】前期高齢者が後期高齢者をサポートするシステムを創生し発展させることを目的に、前期高齢者を対象とした認知症予防サポーター研修を開催し、計12回の研修修了者は、独居高齢者および外出困難な高齢者の居宅を訪問して認知症予防活動を実践し、その効果を検証した。 【実績】奈良医大、和歌山医大、姫路大学、修文大学の共同で、4地域でサポーターを養成し、高齢者への訪問活動を行った。この結果、対象者の認知得点・心理尺度に有意な向上が得られた。また、定期的に地域住民への報告会を開催し、地域活動の定着を促進する効果があった。2020年以降コロナ禍で、訪問を遠隔コミュニケーションとしたが、2022年から再開できた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
外出が困難な高齢者は、地域のプログラムやサービスへの参加が難しく、運動不足や筋力低下、認知の低下などの健康問題が生じやすく、定期的な医療やリハビリテーションへのアクセスも制限される。必然的に自宅に閉じこもりがちであり、心理的なストレスやうつ病のリスクが高まる。これに対する訪問活動は、社会的孤立を防止し、健康状態のモニタリングができ、生活状況や抱えている困難などを把握して心理的な支援ができる。前期高齢者は対象の後期高齢者との世代の近さから、共有できる貴重な経験を持っており、サポーターとして 高い共感力を発揮できる。これによって対象者が人生の価値を確認でき、孤立感を減らし、つながりを実感できる。
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