研究課題/領域番号 |
18K10622
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
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研究機関 | 東京工科大学 |
研究代表者 |
日下 さと美 (上村さと美) 東京工科大学, 医療保健学部, 講師 (30433618)
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研究分担者 |
高橋 哲也 順天堂大学, 保健医療学部, 教授 (00461179)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 非常用給水袋 / 災害への備え / 高齢者 / 疲労管理 / 応急給水袋 / 地域医療 / 高齢者看護 / 災害看護 / リハビリテーション / 非常用応急給水袋 / ウォータータンク / 被災高齢者 / 避難生活 / 看護師 |
研究成果の概要 |
運動習慣のある女性前期高齢者が1日に必要とされる水3Lを非常用給水袋(以下、給水袋)に注水して室内廊下500mの距離を運搬すると、運搬方法(背負う、手で提げる、肩にかける)に関わらず運搬強度は中等度であった。また水3Lを異なる容量の給水袋(3L、6L、10L)に注水して、2種の運搬方法(背負う、手で提げる)のいずれかで運搬すると、10L容量の給水袋を背負って運搬した場合は、運搬開始から35m程度までは給水袋内の水の揺れが水平面の体幹動揺に影響していた。 給水袋の容量と運搬方法の選択は、日常に運搬している物の重量、運搬距離と歩き始めの歩行バランスを考慮する必要がある。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
災害発生後の断水に備えて、水を運搬する受ける側の備えについては、備蓄水の促しと水を運搬するための応急給水袋等の用具の備えの促しに留まっている。高齢化が進む中、高齢者の水運搬による疲労を明らかにし、実際に運搬できる容量や形状の応急給水袋などを準備しておくことや、備蓄水の量を調整することは災害発生後の高齢者の健康管理に重要である。 本研究成果の社会的意義は1日に必要とされる水3Lを運搬した時の疲労の程度を明らかにし、既存の「災害への備え」の冊子を使い、個別に高齢者に備えの助言が行える。
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