研究課題/領域番号 |
18K10681
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59010:リハビリテーション科学関連
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研究機関 | 埼玉県立大学 |
研究代表者 |
星 文彦 埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 教授 (40165535)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 認知症 / 歩行中方向転換動作 / 反応時間 / MMSE / TUG / 認知症者 / 歩行中方向動作動作 / 歩行中方向転換 / 予期的姿勢制御 / 歩行 / 方向転換 |
研究成果の概要 |
歩行中に方向転換を指示された時に頭部を指示された方向へ向けるまでの反応時間について、認知症高齢者の特徴を調べた。認知症高齢者の反応時間は健常高齢者に比べ明らかに遅延し、認知症スクリーニング検査(MMSE)と歩行中のバランス検査(TUG)で有意な相関性が認められた。一方歩行速度については相関性が認められなかった。このことから、認知症高齢者においては、歩行中の急な出来事への対応や歩行中に別なことを行うような課題に対する適応性に問題があることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
認知症者は、記憶障害のみならず日常生活での実効機能といわれる状況を判断して適切に対応する行動が障害される。その機能を歩行中の方向転換という日常最も頻繁に行われる活動を対象に、指示された方向へ頭部を定位するまでの反応時間をパラメータとして同定した。反応時間と認知症スクリーニング検査と歩行中のバランス機能に相関性が認められたことは、方向中の方向転換課題における反応時間を調べることで認知症の早期発見に繋がる可能性が示唆され、神経診断学的意義や疾病予防対策に寄与する可能性の観点から社会的意義がある。
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