研究課題/領域番号 |
18K10686
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59010:リハビリテーション科学関連
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
赤星 和人 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (20212409)
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研究分担者 |
新藤 恵一郎 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師(非常勤) (70338177)
川上 途行 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (80424133)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2019年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2018年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
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キーワード | ブレイン・マシーン・インターフェース / 脳卒中 / 片麻痺 / 損傷脳 / 肩関節 / ブレイン・マシン・インターフェース / 事象関連電位 / 脳波 / 事象関連脱同期 |
研究成果の概要 |
慢性期脳卒中患者に対し、肩関節BMI訓練を、肩関節挙上の運動企図時の、①同側(非損傷)半球ERD、②対側(損傷)半球ERD、に基づいて1回ずつ実施し、BMI訓練における、両側運動野のERDの大きさや変化、および成功率を比較検討した。脳卒中患者において、どちらの半球のERDをフィードバックに用いても、脳活動をトレーニングした方向へ誘導できることが明らかになった。これは、これまでは障害側半球の興奮性を増加させるアプローチが主流だった中枢性運動麻痺の治療に関して、特に近位機能に対する新たな治療戦略における基礎となる重要な情報を得た。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
脳卒中後遺症による運動機能障害は、社会復帰を妨げたり、要介護の原因になるため、本邦にとって重要な課題である。今回、この後遺症を回復させる新たな治療理論が提唱されたことは高い学術的意義を持ち、健側半球を運動機能回復のために使用する手法が開発される基礎的なデータとして今後も応用されていくと考えられる。
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