研究課題/領域番号 |
18K10699
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59010:リハビリテーション科学関連
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研究機関 | 熊本保健科学大学 |
研究代表者 |
岩下 佳弘 熊本保健科学大学, 保健科学部, 准教授 (70623510)
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研究分担者 |
飯山 準一 熊本保健科学大学, 保健科学部, 教授 (00398299)
桑原 孝成 熊本大学, 大学院生命科学研究部(医), 准教授 (00393356)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | シスプラチン / 温熱プレコンディショニング / TRPV4 / Hsp / 温熱 / 腎局所循環 / Double Product / 熱ショックタンパク質 / 全身温熱刺激 / プレコンディショニング / 急性腎障害 / 炎症 / TRPV4チャネル / シスプラチン誘発性腎症 / TRPV4 channel / Hsp27 / シスプラチン腎症 |
研究成果の概要 |
本研究において、温和な温熱刺激の受容にTRPV4チャネルの関与が示唆された。免疫細胞や炎症性サイトカイン発現経路を介したMSTP作用経路にTRPV4チャネルが関与する可能性も考えられたが,MSTPの腎保護効果へのTRPV4チャネルの明確な関与を示すことはできなかった。しかしながら,TRPV4チャネルの阻害剤はMSTPなしの場合でも腎保護効果を示したことから,TRPV4チャネルの阻害はシスプラチン腎症に対して保護効果を持つことが示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
抗がん剤であるシスプラチンは高い抗がん作用を有する一方で、濃度依存性に急性腎不全を呈する。我々の研究で示した結果は身近な温熱をシスプラチン投与による腎障害の予防・軽減に役立てられる可能性がある。卑近な温熱刺激の効果的な利用方法を確立できれば、シスプラチン治療においてより患者の安全性を高めるための一助になると考えられる。
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