研究課題/領域番号 |
18K10714
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59010:リハビリテーション科学関連
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研究機関 | 琉球大学 |
研究代表者 |
大城 琢磨 琉球大学, 医学部, 非常勤講師 (00536550)
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研究分担者 |
宮里 実 琉球大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (70301398)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2018年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
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キーワード | 加齢 / 排尿障害 / 尿道 / 尿道平滑筋 / 尿道括約筋 / 一酸化窒素 / 尿道機能 |
研究成果の概要 |
ラットにおいて加齢に伴って膀胱収縮に差がみられなくても残尿が増加することが確認された。そのため、加齢における尿道の機能の変化を評価するため若年、中年及び老齢のラットでの尿道平滑筋の機能について、一酸化窒素の尿道に及ぼす影響が若年と加齢に差があることが確認された。さらに外尿道括約筋の働きについて加齢に伴い排尿時の尿道括約筋の律動的収縮が不明瞭となっていることを確認し、組織学的には尿道括約筋の筋束の密度が減少していることが示された。このことにより加齢に伴う尿道の機能低下が排尿効率を低下させることが証明された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
加齢による排尿障害の原因は中枢から末梢神経、膀胱や尿道などの末梢組織多因子に至り、薬物治療抵抗性である。先の研究により加齢に伴い血流障害やNOの作用低下が排尿障害の要因の1つとなることを示したが、この研究で自然な加齢において、尿道の組織および機能の変化を捉え筋電図評価により尿道括約筋の機能低下を示すことができた。この結果から加齢に伴う排尿障害に対し、ターゲットとして膀胱のみならず尿道平滑筋及び外尿道括約筋を対象とした治療が重要であることが示唆された。
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