研究課題/領域番号 |
18K10721
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59010:リハビリテーション科学関連
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研究機関 | 杏林大学 |
研究代表者 |
竹田 里江 杏林大学, 保健学部, 教授 (10381279)
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研究分担者 |
福長 一義 杏林大学, 保健学部, 教授 (30366405)
大貫 雅也 杏林大学, 保健学部, 助教 (30759775)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2019年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2018年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
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キーワード | 前頭連合野 / 認知機能 / 光トポグラフィー / 動機づけ / 日常生活 / 動機付け / リハビリテーション / 興味 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、ワーキングメモリ、注意、発散的思考といった前頭連合野機能をトレーニングするために我々が開発した課題を実際に実施している際の脳活動を明らかにすることである。本研究では、近赤外線分光法を用いて、課題の流れに応じた活動部位、強さを検討した。その結果、課題の遅延期間には前頭部外側にて有意な活動を認めた。その後の思考・選択期間では、頭頂部、側頭部に活動の広がりを認めた。一方、コントロール課題の遅延期間には前頭部の活動を認めなかった。これらのことから本課題の遅延期間は、ワーキングメモリなどに関係する前頭部外側と関連があること、思考・選択期間は頭頂・側頭部とも関連することが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的意義は,これまでの先行研究で指摘されていた日常生活への汎化を意図し、神経生理学的研究を背景にした上で、対象者の動機づけを促進するような認知機能トレーニングを、申請者自ら開発している点にある。また、開発した課題の脳機能的背景を検討したことで、対象者が実際に取り組んだ際に示した変化の要因を、脳機能的見地から推定できる可能性があるなど、臨床応用時の根拠の一端を明らかにすることに繋がった点にある。
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