研究課題/領域番号 |
18K10763
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59010:リハビリテーション科学関連
|
研究機関 | 聖マリアンナ医科大学 |
研究代表者 |
明石 嘉浩 聖マリアンナ医科大学, 医学部, 教授 (40350615)
|
研究分担者 |
鈴木 規雄 聖マリアンナ医科大学, 医学部, 助教 (00770158)
木田 圭亮 聖マリアンナ医科大学, 医学部, 准教授 (60465432)
足利 光平 聖マリアンナ医科大学, 医学部, 講師 (60645604)
米山 喜平 聖マリアンナ医科大学, 医学部, 講師 (70386944)
石橋 祐記 聖マリアンナ医科大学, 医学部, 准教授 (90410076)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
|
キーワード | たこつぼ症候群 / 運動療法 / ストレス / たこつぼ |
研究成果の概要 |
たこつぼ症候群患者を運動療法群と非運動療法群に無作為割り付けを行い、再発の有無を主要評価項目として検討した。対象者13名の平均年齢は72.0歳、3名が試験から脱落し、運動負荷試験に参画できた10名であった。無作為割り付けの結果、運動療法群5名、非運動療法群5名に分けられた。研究参加時に症候限界性心肺運動負荷試験を行い、嫌気性代謝閾値(anaerobic threshold: AT)で運動療法群には運動処方を行った。非運動療法群で心不全死が1例認められたが、その他での再発は認められなかった。たこつぼ症候群患者に対する運動療法は再発を予防し、予後に好影響をもたらす可能性が示唆された。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
たこつぼ症候群は予防法も治療法も確立していない疾患群である、再発する割合は全患者のおよそ5%に及ぶ。急性冠症候群に比べると患者数が少ないため、治療法確立のための臨床試験を行うことが難しいこと、薬物による介入で心機能の回復が望めない報告が多いことより、薬に頼らない治療法および再発予防の方法として、運動療法の可能性を検討した。心臓リハビリテーションで行われている運動療法の手法を用い、たこつぼ症候群患発症後に運動療法を取り入れることで予後改善に繋がるかを検討したが、運動療法は安全に施行でき、予後改善に寄与する可能性があることは、薬に頼らない治療法として「運動」が見直されるべきである。
|