研究課題/領域番号 |
18K10773
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59010:リハビリテーション科学関連
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
下村 英雄 東北大学, 医学系研究科, 非常勤講師 (10747116)
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研究分担者 |
武藤 達士 東北大学, 加齢医学研究所, 准教授 (80462472)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 乗馬療法 / 障がい者 / 介護者 / QOL / 歩行分析 / 脳性麻痺 / 予後 / 介護ストレス |
研究成果の概要 |
乗馬療法(ホースセラピー)は、脳性麻痺に代表される肢体不自由に対する有効なリハビリ手段として広く知られている。本療法は、脳性麻痺児の歩行・バランス機能の改善や持久力の向上に加え、情緒面の安定化や社交性の向上など副次的効果も指摘されている。一方、介護者側のストレスに対する慎重な配慮が必要な場面にもしばしば遭遇する。本研究では、脳性麻痺に対する乗馬療法のリハビリテーション科学上の有効性につき、身体機能・療育・介護面を含めた総合的なアプローチから明らかにし、障がい者と介護者(養育者)双方に最善の乗馬プロトコールの提唱につなげた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
乗馬療法は、諸外国では優れた社会復帰手段としての地位が確立されているが、日本での普及度は未だ低い。世界的な研究の流れを見ても、脳性麻痺児の乗馬療法に対する乗馬前後の身体改善効果は散見されるものの、長期的な機能予後(~1年以上)やその療育面での効果、介護者である母親の障害受容の変化について総合的に検証した研究は皆無である。この点からも本研究は独創性を有しており、リハビリテーション科学の領域におけるエビデンスレベルの高い研究成果が期待できる点で、重要かつ意義あるものである。
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