研究課題/領域番号 |
18K10789
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59010:リハビリテーション科学関連
|
研究機関 | 藤田医科大学 |
研究代表者 |
太田 喜久夫 藤田医科大学, 医学部, 教授 (00246034)
|
研究分担者 |
松本 英司 国際医療福祉大学, 医学部, 准教授 (50337341)
小川 朋子 国際医療福祉大学, 大学病院, 准教授 (70424017)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
|
配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
|
キーワード | 嚥下リハビリテーション / 電気治療 / tDCS / 干渉波電気刺激 / 嚥下障害 / 電気刺激療法 / 直流電気刺激 / リハビリテーション / 嚥下反射 / 上喉頭神経 / t-DCS / 干渉波刺激 / 経頭蓋直流電気刺激 / 干渉波電流治療 / ニューロモデュレーション |
研究成果の概要 |
嚥下反射の即時効果を明確にする評価方法を開発すること、大脳嚥下関連皮質を刺激するt-DCSと干渉波電気刺激を加えるhハイブリッド電気刺激療法の有用性を確認することを目的とした。 即時効果は嚥下運動モニタB4Sを用いて測定された嚥下反射惹起時間が有用であることを確認した。健常者30名を対象とした特定臨床研究のRCTでは、t-DCSと干渉波電気刺激を加えたハイブリッド群15名と干渉波電気刺激群15名を比較検討し、4回目の嚥下反射時間で両群に有意差を認め、ハイブリッド群では嚥下反射時間が短縮したリスポンダーが増加した。なお、特定臨床研究に基づく嚥下障害患者のRCTは継続研究となっている。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
高齢者では嚥下反射惹起不全による誤嚥性肺炎を併発しやすい。嚥下機能を直接強化する電気治療が有効との報告が海外では多く、日本では上喉頭神経感覚枝を干渉波電気刺激する方法が臨床で利用されるようになった。しかしその即時効果については明確ではなく、B4Sを用いた嚥下反射時間が嚥下反射の改善を明確にする評価方法であることを示した。また健常者において大脳嚥下関連皮質を刺激する t-DCSと干渉波電気刺激を加えるハイブリッド電気刺激治療が嚥下反射の感受性を高める効果があることを示した。誤嚥性肺炎予防につながるハイブリッド電気治療方法の確立に向けて現在特定臨床研究での嚥下障害者に対するRCTを継続している。
|