研究課題/領域番号 |
18K10812
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59020:スポーツ科学関連
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研究機関 | 地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター(東京都健康長寿医療センター研究所) (2019-2020) 東京大学 (2018) |
研究代表者 |
笹井 浩行 地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター(東京都健康長寿医療センター研究所), 東京都健康長寿医療センター研究所, 研究員 (60733681)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2018年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
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キーワード | 体力 / コホート研究 / 活動量計 / 運動習慣 / 中高強度身体活動時間 / 歩数 / 座位行動 / 体力テスト / 身体活動 |
研究成果の概要 |
本研究では、青年期の体力が客観的に測定した中高齢期の身体活動を規定するか否かを、コホート研究により明らかにすることを目的とした。1961年から大学体育実技授業の一環で体力テスト4種目(垂直とび、反復横とび、腕立て伏せ、踏み台昇降)を実施している。体力テストデータが現存し、卒後10年以上経過している1961~2004年の入学生のうち、追跡可能かつ活動量調査に協力した約1,000人を本研究の対象とした。調査機器は腰部に装着する三軸加速度計であり、調査期間は1週間とした。その結果、腕立て伏せが優れているほど、中高強度身体活動時間や歩数が多く、座位行動が少ないことが示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により、青年期の体力(および体力要素)と中高齢期の身体活動の関係が明らかとなったことで、青年期からの体力づくりが有効である可能性を示し、より実効性の高い身体活動増進対策の実現につながる。また、青年期において体力を測定することで、将来運動不足になりがちな集団を早期に特定することに役立ち、介入プログラムを普及啓発する際の優先順位を定めることができる。さらに、少年期から青年期にかけて運動・スポーツに積極的に取り組み、体力を高く保つことの意義を国民に広く知らせることができる。これらを通じて、学術的な貢献のみならず、広く一般の健康増進に寄与するものと考えられる。
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