研究課題/領域番号 |
18K10816
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59020:スポーツ科学関連
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研究機関 | 熊本大学 |
研究代表者 |
大石 康晴 熊本大学, 大学院教育学研究科, 教授 (10203704)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | マップキナーゼ / ERK1/2 / p38MAPK / リン酸化 / 骨格筋線維 / 筋線維タイプ / 熱ストレス / ラット / ERK1/2 MAPK / 骨格筋 / 速筋線維 / 遅筋線維 / MAPK / p38 / Hsp72 / p38 MAPK / ヒラメ筋 / 足底筋 / 筋衛星細胞 / 再生筋線維 |
研究成果の概要 |
マップキナーゼ (MAPK)ファミリーの一つである p38MAPKと筋線維タイプの関連について検討した結果、リン酸化p38MAPKは速筋線維が多く含まれる足底筋および腓腹筋表層部において多量に発現し、逆に速筋線維の割合の低いヒラメ筋で発現量が少ない知見を得た。p38MAPKの総発現量には骨格筋間の差は認められなかった。これらの知見により、リン酸化p38MAPKが速筋線維の発現に関与する可能性が推測された。
また、8週齢のラットに熱ストレス負荷実験を施し、ヒラメ筋と足底筋においてリン酸化ERK1/2MAPKおよびリン酸化p38MAPKともに発現量の有意な増加が認められた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、マップキナーゼファミリーの一つ p38MAPKと骨格筋線維の関連を検討し、p38MAPKが速筋線維発現型と密接に関連する可能性を示した。また、熱ストレスにより、リン酸化ERK1/2、リン酸化p38MAPKともに有意に増加し、これらのタンパク質が熱ストレス誘導性であることを示した。
これらの知見は学術的にみて新たな知見であり、論文発表や国内外の学界において発表することにより、社会的な貢献に帰すると考えられる。
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