研究課題/領域番号 |
18K10879
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59020:スポーツ科学関連
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研究機関 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 |
研究代表者 |
桑原 知子 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 生命工学領域, 主任研究員 (90358391)
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研究分担者 |
藤巻 慎 熊本大学, 発生医学研究所, 助教 (10795678)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 幹細胞 / サルコペニア / 神経科学 / 認知機能 / 老化 / 骨格筋 / サテライト細胞 / 組織幹細胞 / 細胞分子 / 脳 / 筋萎縮 / 細胞 / 分化 / 成体幹細胞 / 神経 / 中枢神経系 / 運動効果 / 神経幹細胞 / ニッチ細胞 |
研究成果の概要 |
成体幹細胞にとり炎症反応を伴わない運動効果は増殖促進に働く。成体幹細胞として神経幹細胞と骨格筋幹細胞を比べた場合、脳内海馬では幹細胞ニッチ細胞から制御因子が運動に依存して発現上昇し、神経新生に促進効果を及ぼした。骨格筋内のサテライト細胞での疾患及び老化過程での役割や、予防としての運動効果に対する応答機序については未知な領域が多い。筋肥大あるいは筋萎縮が起きるような状況下では、発現・機能がどの領域で変動するか、またサテライト細胞の機能に影響を及ぼすか否かについて解析した。脳内および骨格筋成体幹細胞の変容機構をパラレルで解析し、関連因子の挙動について比較研究を行い、新しい視野からの知見を追求した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
我々は多種類の成体幹細胞を扱って、機能解析研究を実施してきた。骨格筋のサテライト細胞と脳神経系の神経幹細胞で、運動効果による機能応答に制御因子がどのような役割を担うのか、動態について解析を行った。筋肉は再生能力が優れていて、サテライト細胞の持つ老化に対する予防効果などその潜在能力は高い。外的刺激には、幹組織機能を上昇する変化もあれば、減少させる物理的環境変化(ex.寝たきり、老化など)もある。各組織の成体幹細胞やニッチには、運動という生体全体への刺激に効率よく応答するメカニズムがあり、その両者をパラレルに研究することで、サルコペニアへの予防法につながる一端が見えてきた。
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