研究課題/領域番号 |
18K10904
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59020:スポーツ科学関連
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研究機関 | 聖マリアンナ医科大学 |
研究代表者 |
黒坂 光寿 聖マリアンナ医科大学, 医学部, 助教 (40553970)
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研究分担者 |
小倉 裕司 聖マリアンナ医科大学, 医学部, 講師 (90509952)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 骨格筋 / 筋芽細胞 / 筋芽細胞融合 / STAT6 / IL-4 / 筋サテライト細胞 / 筋再生 / 細胞融合 / 筋管細胞 |
研究成果の概要 |
筋芽細胞の融合は筋の発生、成長や再生のために必須である。しかしながらその制御機構は明らかにされていない。本研究では筋芽細胞の融合における STAT6 の役割をin vitro および in vivo で明らかにすることを目的とした。その結果、STAT6を高発現させると分化能や融合能が低下し、一方でSTAT6を低発現させると分化能や融合能が向上した。またin vivo実験の結果、STAT6欠損マウスは、薬剤による筋損傷から5日後に野生型マウスよりも優れた再生能力を示した。これらの結果は、STAT6が筋芽細胞の融合を阻害する分子であることを示唆する。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究ではSTAT6が筋芽細胞の融合を抑制していることを明らかにした。筋芽細胞の融合は、筋の発生、成長や再生に必須であることが知られている。したがって、筋芽細胞の融合の機序を解明することは、筋の発生の理解あるいは効果的な筋肥大や筋再生方法の確立のために重要である。高齢社会を迎えた我が国において、加齢に伴う筋萎縮を抑制し、筋肉量を増加させることは健康寿命延伸のために重要である。また、スポーツ選手における筋損傷後の競技への早期復帰のためには筋再生を促進させることが重要である。本研究の成果はそれら問題を解決するために役立てられる。
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