研究課題/領域番号 |
18K10910
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59020:スポーツ科学関連
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研究機関 | 大阪電気通信大学 |
研究代表者 |
中村 英夫 大阪電気通信大学, 医療健康科学部, 准教授 (40411475)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | 着圧衣 / 心拍数 / 心拍変動解析 / 等張性運動 / 運動動作 / 心臓自律神経系活動 / トーン-エントロピー法 / 周波数パワースペクトル解析 / 精度評価 / 等張性収縮 / 靴下着圧 |
研究成果の概要 |
本研究では,自転車エルゴメータを用いた運動負荷での心拍数,心臓自律神経系活動と筋活動について靴下着圧の強度の違いで差異が認められるかを調査した。被験者は健常若年男子とし、自転車エルゴメータによる運動とその前後の安静時で心拍解析,筋活動計測を行った. 従来研究と同様に、強着圧靴下着用時の方が、弱着圧靴下着用時よりも心拍数の有意水準5%で低下が回復過程において認められた。また、心臓自律神経系活動についても、有意水準5%ではわずかに有意差とならないものの、強着圧靴下着用時で心臓自律神経系活動が総体的に上昇する傾向を示した。大腿部筋群は下腿部の靴下着圧に影響を及ぼさない可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現在、多くの研究者らが着圧衣の効果について積極的な効果を認めている。しかし、着圧衣の生理学的なメカニズムは未だ不明である。本研究では、自転車エルゴメータによる運動負荷を与えた際の心拍数及び心臓自律神経系活動と筋電図による筋活動計測も含め、靴下着圧の強度が高い場合と低い場合の2種類で差異が認められるかについて検討した。 従来研究と同様に、強着圧靴下着用時の方が、弱着圧靴下着用時よりも心臓循環系機能を補助する活動となることが結果により示された。結果より、運動中における下腿着圧衣効果の科学的根拠を示したものであり、関連分野への寄与が大きく、高い関心を得られることから意義があるといえる。
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