研究課題/領域番号 |
18K10921
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59030:体育および身体教育学関連
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
大島 紀人 東京大学, 相談支援研究開発センター, 講師 (70401106)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 健康教育 / 精神保健 / 大学生 |
研究成果の概要 |
従来より大学生対象に精神疾患の基礎知識などを教えるメンタルヘルス教育が行われていたが、本研究では、健康診断結果を解析し大学生が学生生活の中で実際に困難を抱えるメンタルヘルスの要素を明らかにし教材化した。解析の結果、短時間睡眠や大学入学前の精神的不調の既往、大学入学後新たに生じた精神的不調などへの対応が、大学生のメンタルヘルスに影響を及ぼす重要項目であることが示された。これらの内容を盛り込んだ健康教育プログラムを作成し、大学生を対象に講義形式で実施した(感染症流行のためオンライン講義形式に改良を行った)。受講者アンケートによりプログラムによるメンタルヘルスリテラシー向上が確認できた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、大学生の高校保健体育によるメンタルヘルス学習状況を調査することで、高校保健体育学習の課題と大学生のメンタルヘルスリテラシー向上のニーズを明らかにした。メンタルヘルスリテラシー教育においては、対象者が実際の生活の中で経験する困難に焦点をあてて課題を抽出し、プログラムに反映させる手法が、受講者のメンタルヘルスリテラシー向上に寄与することが示せた。感染症流行の中、オンライン形式のプログラムへの改良を行い、あわせてその有効性を示すことができた。
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