研究課題/領域番号 |
18K10940
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59030:体育および身体教育学関連
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研究機関 | 日本女子体育大学 |
研究代表者 |
湯田 淳 日本女子体育大学, 体育学部, 教授 (80415835)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2018年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | スピードスケート / カーブ滑走動作 / 発育発達 / 3次元画像解析 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は,小学生におけるスピードスケートカーブ滑走動作の技術的特徴を技能レベルの向上と関連づけて明らかにすることであった.男子では,形態的な発育発達に伴って技能レベルは段階的に向上し,これは主にプッシュオフ動作によるストローク中の仕事の増大に起因することが明らかとなった.そして,カーブ滑走においては,技能レベルの向上に伴って,左ストロークにおける低い滑走姿勢や右ストローク開始時から中盤までの右下腿の内傾のタイミングの早さが段階的に獲得されていくことが明らかとなった.一方,女子では,技能レベルの向上と形態的な発育発達との間の密接な関係は確認できなかった.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
スピードスケートにおけるカーブ滑走動作の技術的特徴については多くの報告がみられるが,それらはいずれもシニア(社会人や大学生)やジュニア(高校生や中学生)といった年代を対象としており,スケートを始めて間もない子どもたち(小学生)を対象とした研究はほとんどない.技術的難易度の高いカーブ滑走についてはより詳細にその動作習得過程を検討する必要があるが,児童期におけるその実態を捉えた報告は見当たらない.本研究は,神経系の発達が著しい児童期における滑走技術の特徴を明らかにするものであり,スピードスケートにおける発育発達期での技術指導を効果的に進めるために意義がある.
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