研究課題/領域番号 |
18K10961
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59030:体育および身体教育学関連
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研究機関 | 久留米大学 |
研究代表者 |
伊藤 豊彦 久留米大学, その他部局等, 教授 (20144686)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2020年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 運動部指導の改善と充実 / 不適応予防 / 自己決定理論 / 基本的心理欲求 / 適応感 / 運動部活動 / 適応 / 心理欲求 / 動機づけ |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、運動部活動における心理欲求の充足・不満が適応感に及ぼす影響を検討することであった。大学運動部員83名を対象に、心理欲求の充足と不満(計6下位尺度)と居心地のよさの感覚、課題・目的の存在、被信頼・受容感、および劣等感のなさの4下位尺度からなる適応感を測定した。 適応感を目的変数、心理欲求を説明変数とした重回帰分析の結果、心理欲求の充足・不満は適応感と密接な関連が示されたことから、心理欲求の充足・不満尺度は、運動部活動指導の改善・充実のみならず、不適応予防のための有益なツールであることが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究において、運動部活動における心理欲求の充足・不満が運動部活動への適応感と密接に関連していることが示されたことから、運動部活動における心理欲求の充足・不満の程度を把握することは、運動部活動の指導の改善と充実を図るうえでの有益な一指標となりうることが示唆された。さらに、「低充足・高不満群」は、運動部活動に対して不適応の可能性が考えられることから、これまで、見当たらなかった運動部活動における不適応への予防のための新たなツールを提供するという意味で意義あるものと思われる。
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