研究課題/領域番号 |
18K10963
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59030:体育および身体教育学関連
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研究機関 | 山口大学 |
研究代表者 |
曽根 涼子 山口大学, 教育学部, 教授 (50271078)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
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キーワード | 立位 / 認知的作業パフォーマンス / 脳酸素化状態 / 血圧変動性 / 脈波間隔変動性 / 実行機能 / 重心動揺 / 温暖 / 暗算作業パフォーマンス / 酸素化ヘモグロビン / 高温 / 血圧 / 周波数解析 / 脈拍数 / 静止立位 |
研究成果の概要 |
日常生活において立位で作業を行った場合の負の影響(作業効率の低下等)を減らすための貴重な情報を提供できるのではないかと考え、若年者を対象として、立ち続けた時の生理的応答を認知的作業パフォーマンスの変化とともに検討した。その結果、静かに約1時間立ち続けることで脳の鬱血が生じることが示唆された。また、認知的作業パフォーマンスは約1時間の立位時には維持されるが、交感神経の亢進や重心動揺の増大がその低下と関係している可能性があると考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
座りすぎによる健康リスク低減のために立つ時間を増やす取り組みがされているが、認知的作業を行う場合ではその取り組みによってパフォーマンスを低下させないことも重要である。本研究の結果は、若年者において、立ったままで認知的作業(暗算)を約1時間行ってもパフォーマンスは維持されるが、交感神経の亢進や重心動揺の増大がパフォーマンスの低下と関係している可能性があることを示した。したがって、認知的作業パフォーマンスを維持しつつ立つ時間を増やすために、自律神経活動や重心動揺のモニターが役立つ可能性があると考えられる。
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