研究課題/領域番号 |
18K10970
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59030:体育および身体教育学関連
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研究機関 | 植草学園大学 |
研究代表者 |
遠藤 隆志 植草学園大学, 発達教育学部, 准教授 (80510594)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | ニューロモデュレーション / 中枢性疲労 / 経頭蓋直流電流刺激 / 運動パフォーマンス / 皮質運動野 / 運動制御 / 疲労回復 |
研究成果の概要 |
本研究は、持続的な高強度の運動後にも継続される脳・神経系で生じる中枢性疲労をニューロモデュレーションを用いて回復させる方法の開発とその生理的機序ならびに機能的意義の解明を目的とした。最大努力の膝伸展運動で構成された疲労課題後に皮質運動野の興奮性を修飾する経頭蓋直流電流刺激によるニューロモデュレーションを与えることで、全力自転車ペダリング運動パフォーマンスの回復が早まる傾向が認められた。以上より、皮質運動野の興奮性を修飾するニューロモデュレーションは、中枢性疲労を回復させ、その結果として運動パフォーマンスも回復できる可能性を示唆した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
脳の興奮性を変化させるニューロモデュレーションを用いて高強度運動で低下した運動パフォーマンスを回復できる可能性を示したことが、本研究による新たな知見である。この研究を更に進めることで、早期の疲労の回復が求められるスポーツやリハビリテーションなどの分野における画期的な疲労回復方法の開発に繋がることが予測される。また、中枢性疲労の回復において、皮質運動野の興奮性の修飾が有効である可能性を示したことは、未解明な点の多い中枢性疲労の機序ならびに機能的意義においても学術的インパクトのある知見であると考えられる。
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