研究課題/領域番号 |
18K10980
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59030:体育および身体教育学関連
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研究機関 | 日本福祉大学 |
研究代表者 |
吉田 文久 日本福祉大学, スポーツ科学部, 教授 (30191571)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2020年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 体育理論 / 民俗フットボール / 教育還元 / 教材的価値 / 文化的意義 / 授業モデル / スポーツの文化的意義 / スポーツの主体者 / 民俗フットボールの存続 / スポーツの主体者像 / 体育理論の現状 / 教材化 |
研究成果の概要 |
本研究は、中学校・高校の「スポーツの文化的意義」に関する単元の学習教材として民俗フットボールを位置づけ、その授業を構想し、授業モデルを提案することを目的とした。諸事情により高校の授業モデルの提案にまでには至らなかったが、中学校の教師及び体育科教育学研究者との協同作業により、生徒の学習カードに基づく学習効果の分析、教師の教授行動の分析によって構想した授業の成果を検証し、予定した授業モデルの提示に至った。また、民俗フットボール研究の成果の教育還元に向けた可能性の探求として民俗フットボールの教材的価値についても言及した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的意義としては、まず体育科教育学分野において、学校体育の学習領域の中で実践の蓄積が不十分とされる「体育理論」領域の授業づくり(構想‐実践‐検証)にモデルケースを提示できた。また、スポーツ人類学の研究成果の教育還元という学会をあげての課題に対して、民俗フットボールという伝統スポーツの教材化・教材的価値の検討を加えることができた。そして、民俗フットボールという伝統スポーツをもとに近代スポーツを批判的に捉える視点を得ることによってスポーツの価値や意義(ここでは、文化的意義)について、生徒のみならず、国民に考える機会を提供するという社会的還元の可能性も見出せた。
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