研究課題/領域番号 |
18K10988
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59040:栄養学および健康科学関連
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
岩部 真人 東京大学, 医学部附属病院, 講師 (30557236)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 運動代謝学 / マイオカイン / 運動 / 骨格筋 / 糖代謝 / 生活習慣病 |
研究成果の概要 |
運動によるエネルギー代謝改善メカニズムを解明することを目的とした。本研究課題では、運動によって骨格筋から生理活性物質EXPM1が分泌されること、さらにEXPM1が白色脂肪組織を褐色化(よりエネルギーを燃焼する脂肪に変化)することによって、全身のエネルギー代謝を高めることを明らかにした。また、サルコペニアの病態ではEXPM1の分泌量が低下し、全身のエネルギー代謝が低下することを明らかにし、加齢によってエネルギー代謝が低下するメカニズムも解明することが出来た。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
運動は生活習慣病の予防法、治療法として極めて重要な役割を果たすにも関わらず、運動によるエネルギー代謝改善作用、さらに健康長寿促進メカニズムの詳細は明らかになっていない。今回、新たに同定することに成功したEXPM1は、運動刺激により筋肉から血中に分泌され、全身の基礎代謝量を増加させることが明らかになった。本研究課題によって得られた成果は、今後、運動模倣薬の視点から代謝性疾患治療薬開発への道を切り開き、医療経済的にも貢献をもたらす可能性がある。
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