研究課題/領域番号 |
18K10999
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59040:栄養学および健康科学関連
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研究機関 | 国士舘大学 |
研究代表者 |
日下部 辰三 国士舘大学, 体育学部, 教授 (80117663)
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研究分担者 |
羽田 克彦 国士舘大学, 体育学部, 准教授 (60506228)
山本 欣郎 岩手大学, 農学部, 教授 (10252123)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 頚動脈小体 / シナプス可塑性 / 磁気刺激 / 細胞内カルシウム / 高血圧治療 / 高血圧 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、頚動脈小体と本態性高血圧の関連性をシナプス可塑性の面から解明し、新たな非侵襲・非薬物的高血圧治療法や予防法の開発に繋げることである。近年、我々を含めた複数のグループにより頚動脈小体(CB)の機能亢進が本態性高血圧の主原因の一つであることが報告され、CB制御による高血圧治療法がいくつか提案されているが、それらは侵襲性や副作用が問題視されている。そこで我々はrTMS(反復経頭蓋磁気刺激法)法を用いることでシナプス可塑性を応用した手法によりCBを制御する新たな本態性高血圧治療法や予防法の開発を進める。本研究では主に計算論的神経科学に基づく理論解析と実験研究を組み合わせて進めた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
我々が本研究において開発を目指す治療法は、本態性高血圧に対する世界初の非外科的・非薬物的治療であり、治療抵抗性の患者にも適用可能である。本手法は体外からCBへ反復磁気刺激を行うのみであり、薬物投与も手術も必要としない。また、ストレス等による自律神経の負荷増大(交感神経活性化と副交感神経活性低下)が高血圧や数多くの疾患の要因となる一方、有効な自律神経負荷軽減治療法は確立していない。よって本研究により新たな自律神経負荷軽減治療法や本態性高血圧予防法の開発にも繋がる可能性がある。今後色々な問題点を克服する必要はあるが本研究が進めば、高血圧治療法および予防法に新たな視点が加わることが期待される。
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