研究課題/領域番号 |
18K11011
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59040:栄養学および健康科学関連
|
研究機関 | 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 |
研究代表者 |
石川 祐子 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, 食品研究部門, ユニット長 (40353940)
|
研究分担者 |
後藤 真生 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, 食品研究部門, 上級研究員 (30302590)
若木 学 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, 食品研究部門, 主任研究員 (50710878)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
|
キーワード | 免疫老化 / 生体内酸化ストレス / 終末糖化産物 / 栄養過剰 / 栄養過多 / 免疫応答性 / 炭水化物 / 酸化ストレス / 抗酸化物質 / 酸素ラジカル吸収能 / 一重項酸素消去能 / 代謝 / 加齢 |
研究成果の概要 |
本研究課題では、摂取カロリーの過多あるいは栄養源のバランスを欠いた状態等に由来する食餌性酸化ストレス、あるいは、加齢等により生体内に蓄積される酸化ストレスが免疫老化に与える影響を明らかにし、免疫老化の抑制や、免疫機能の回復を可能とする栄養条件の確立を目的とした。 食餌性酸化ストレスモデルとして高脂肪食および高スクロース食を用い、これらの食餌が免疫応答の変化に与える影響と加齢により低下する免疫応答性の作用機序に共通する変化を検討した。また、抗酸化性の高い食餌の摂取により生体内酸化ストレスを低減することで、免疫応答性の回復が図れる可能性についても明らかにした。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
我が国における高齢者の死亡要因の上位にある肺炎・感染症などの疾病は、免疫機能の低下に起因するところが大きいため、健康寿命の延伸には高齢者における免疫機能の回復・向上が極めて重要である。T細胞のエフェクター機能発現には酸素呼吸によりエネルギーを生産する電子伝達系から生じるROSや解糖系の活性化が必要であるが、それに伴う最終糖化産物や酸化ストレス傷害の蓄積が免疫老化の主要因であると推測した。そこで、加齢に伴う免疫老化と栄養代謝に伴う酸化ストレス由来の慢性炎症を介した免疫機能低下に共通するメカニズムを明らかにし、栄養摂取のコントロールにより免疫老化を抑制、回復しうる可能性を検討した。
|