研究課題/領域番号 |
18K11031
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59040:栄養学および健康科学関連
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研究機関 | 東海大学 |
研究代表者 |
寺尾 晶 東海大学, 生物学部, 教授 (10451402)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 褐色脂肪細胞 / ローヤルゼリー / デセン酸 / メタボリックシンドローム / 睡眠 / 老化促進モデルマウス / SAMR1 / SAMP8 / 食餌性肥満 / 抗肥満 / 睡眠の質 / ノンレム睡眠 / デカン酸 / 脱共役タンパク質 |
研究成果の概要 |
ローヤルゼリーにはその有効成分としてデセン酸およびデカン酸が知られている。特にデセン酸は、ローヤルゼリーに特有の成分であり、その含有量によってローヤルゼリーの品質が決定される。ローヤルゼリーのメタボリックシンドローム改善効果を基準に置いた上で、酵素分解ローヤルゼリー、デセン酸、デカン酸の効果を検証した。 その結果、血中のグルコースおよび中性脂肪において高脂肪食群に対し、ローヤルゼリー群、デセン酸群、デカン酸群の値が有意に改善した。このことからローヤルゼリーの効果の一部はデセン酸あるいはデカン酸によってもたらされることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
最近成人にも褐色脂肪が存在し実際に機能していることが明らかにされ、肥満やメタボリックシンドロームとの関係で大いに注目を集めている。近年、茶カテキンや唐辛子カプサイシン等の食品成分が、褐色脂肪を活性化させて熱産生を促進することが示されている。実験動物での成績と対応してヒトでも類似の効果が報告されており、褐色脂肪を活性化する食品成分の探索が進んでいる。本研究ではローヤルゼリー特有成分であるデセン酸あるいはデカン酸がメタボリックシンドローム改善効果を持つことを示し、ローヤルゼリーの作用機構の一端を明らかにすることが出来た。
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